同年代の女の子達が習っていたから同じ習い事を･･･
私は小学生の頃、ピアノを習っていました。始めたきっかけは、近所に住んでいる同年代の女の子達が習っていたから、というとても単純な理由です。今思えば、どうしてもピアノを習いたかったのかと聞かれると、そうでもないような気がします…。
レッスンは週に１回、30分間だったと記憶しています。私は、ただ楽譜に沿ってピアノを弾くだけだと思っていましたが、実際は音符や楽譜の読み方、書き方など、テキストを使った勉強もありました。多分、ピアノを習いたいと自分から両親に言って習わせてもらったと思うのですが、私はお世辞にも練習熱心とは言えない生徒でした。
最初の頃は、そんなに難しい曲を弾くわけでもなかった事もあり、いつしかレッスン日当日に、家を出る直前に少しだけ練習していくという、習わせがいのない生徒になってしまっていました。
当時の自分は、その直前練習だけでも割と上手に弾けていると思っていたのですが、そんな付け焼刃の腕は、きっと先生にもバレていたのではないかな、と今になって思います。
そんな子どもだった私を、約３年も月謝を払って習わせてくれた両親には本当に感謝しなければいけないなあと思います。特に母は、ピアノの発表会ともなると、手作りの衣装を作ってくれました。
１０級から始め、好きなのもあってか、毎月の昇級試験には大体受かったので、最後は五段まで昇段することが出来ました。私の中ではすごく自信になりました。
今でも、その衣装は世界にたった１つの素敵なものだと思いますし、発表会ばかりは私も一生懸命練習したので、ほんの少しは両親を喜ばせることが出来たのかなあと思います。
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